自慢ではないが、
そして、1ミリの自慢にもならないが、
わたしのご先祖様の中で
社会に出て、キャリアを積んだ女性は
一人もいない。
母は、専業主婦。
祖母たちも、専業主婦。
家事万般と
子どもの世話、
年寄りの介護をして、
家族の健康と幸せを守り、
晩年は静かな余生を過ごし、
あの世へ旅立つ・・・
そんな人生を生きていた。
身近なご先祖様たちの影響力は、強い。
五感と、エネルギー磁場すべてから
細胞にしみこむ、しみこむ…
である。
イメージ像は、
昭和を代表する大女優の
杉村春子さん。
杉村さんの体現される
「昭和の女の一生」と
祖母たちの人生が重なり、
強烈なリアルさで
幼い私の脳にインプットされた。
大学に入った後も、
“社会に出てバリバリ仕事をする”
というセルフイメージは
全く持つことができなかった。
家族のために
食事を作る主婦の姿しか
想像できないのだ。。
仕事に対しても
脳内イメージに
“専業主婦・人生プラン”しかなかったため、
「誰かいい人がいたら
結婚して、専業主婦になるから、いいや～」
と、腰かけ感覚が抜けなかった。
30代前半で
理想と思われる結婚をしたものの、離婚。
離婚を機に
潜在意識に向き合い
クリーニング＆クリアリングした後、
二度目の結婚をして
幼い頃から夢に描いた
“信州ライフ”が始まった。
きれいな空気、
北アルプスの山々、
緑がいっぱいの環境、
新鮮な野菜と果物、
自然の恵み豊かな
憧れの“信州ライフ”に
わたしの胸は高鳴った。
「家庭的な自分を活かして、
幸せな家庭を築いていくぞ！」
しかし、それは少し違っていたのである・・・
理想の環境、
善き夫、かわいい息子に恵まれ、
幸せだった。
私は、愛する家族の
健康と幸せを願って
毎日せっせと料理に励んだ。
水仕事のしすぎで、
手荒れがひどかったが、
それより大切なことがあった。
「家族の幸せを願い、
ひたすら台所に立つ
昭和の女 “道”！」
である。
この “道” だけは、絶対に譲れない！
バーミキュラ鍋で
何時間もかけて五目豆を作ったり、
一日３時間以上はキッチンに立って
食卓を調えた。
が、、
せっかく作った五目豆
夫も息子も食べないのである・・・
近くに住む義父母が
喜んで食べてくれたので
救われたが、
2年、3年と
“料理に邁進する主婦道”を続けるうち、
「これって、たんに私の自己満足じゃない！？」
と自覚が芽生えた。
（気づくのが、遅い…）
「昭和の女 “道”」
を目指してがんばっても、
自分も、家族も、誰も幸せになれないかも・・・
どうしよう、人生プラン、崩れたわ・・・
私は一体
どこへ向かって行けばいいの！？・・・
ガーーーーン、となった。
ここからは
NE運命解析学の運命プログラムを手がかりに、
「わたしは何に幸せを感じるのか？」
に迫っていきたい。
NE運命解析学の
ライトマスターチャートでは、
「メンタルニーズ」という領域で
・心が満たされる方向性
・なにに満足を感じられるか
・ストレスからの回復のコツ etc…
を読み解くことができる。
私の場合、
メンタルニーズのところには、
「バリバリ仕事をすることで
心が満たされ、満足します。」
と書いてあった。
え！？・・・
幼い頃から培ってきた
杉村春子さん的・女の一生とは
真逆の方向性である。
家庭におさまり、
専業主婦として人生を全うすること、
それが「女の道」、
“幸せの王道”だと思っていたのに、
私が幸せを感じる方向性は、
まったく逆の方向性だったの・・・？？？
アゴが外れた・・・
しかも、プログラム的に見ると、
私は “家庭的なタイプ” でもなかった。
むしろ逆で、
「結婚に向かないキャスト」が
ドーーンと本質（一番大事な核）に
入っていたのである。
再び
ガーーーン…Σ(￣ロ￣lll)
しかし、
「どうりで…」
だった。
「絵に描いた餅」のように
どこか“カラ回り感”が抜けなかったのは、
自分を知らずに
理想のイメージを生きようと
していたからだったのか・・・
もちろん、最初はショックだった。
しかし、ひとしきり落ち込んだ後は、
かえってスッキリした。
自分の中で
合点がいったのである。
NE運命解析学では、
私のような選択に走ってしまうことを
「夜の価値観」で生きる、
と表現する。
「夜の価値観で生きる」とは、
例えば、
・女はこうあるべき
・女性の幸せのカタチは、結婚！
・女は25を過ぎたら、売れ残りのクリスマスケーキ
といった固定概念に
縛られた生き方をすることである。
（例が、全部 昭和すぎて、スミマセン…）
その固定概念が
本来の自分の種や方向性と合っていない場合は
“幸せになれない人生”
を生きることになってしまう・・・
私の運命プログラムには、
「家庭より、仕事向き。
社会でバリバリ仕事し、
世の中に貢献することで
物心ともに満たされてゆく人生」
と書かれている。
それを知ったのが、43歳。
息子の不登園がきっかけだった。
はじめは、
「息子って、どんな人なの？
それが分からないことには、
どう向き合っていけばいいのか
わからない」
と、息子に意識が向いた。
しばらくして、次第に
「ところで・・・
そもそも私って、
どんな人間なの！？
自分で自分のこと、よくわからない！」
と、自分自身に対して
ベクトルが向かっていった。
NE運命解析学のパスポートを取得し、
生まれて初めて
自分のエネルギーの質と方向性を
知る機会を得たのだが、
運命プログラムに書かれていたのは、
「まだ見ぬ私」
だった。
パスポート解説の
運命プログラムを通して
「知らなかった
自分の“可能性”」
を知ることができ、
お蔭様で人生設計がガラリと変わった。
「わかりました、仕事します！」
とエネルギーの方向性を
自分の質に合ったものへと
変更できたのである。
幼い頃に形成される
価値観や考え方のひな型を
“コンフォートゾーン”というが、
コンフォートゾーンの威力は、
強大で、計り知れないない。
なんだか、生きにくい・・・
幸せだけれど、なにかが満たされない・・・
もし、そんな風に感じられている方は、
コンフォートゾーンの刷り込みが
人生に影響しているかもしれない。
その場合は
早く知って、気づき、行動を変えること。
そうすることで
3か月後、1年後には
まったく違う地点に到達しているだろう。
私にとって
NE運命解析学のパスポート解説は、
人生の分岐点になった。
「自分を知る」ために、
「運と人生を開花させていく」ために、
老若男女 すべての方に
お薦めさせていただきます。
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NE運命解析士 加納玉望プロフィール
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